前回までは
アプリによる単品のPDFファイルを想定して明細抽出をしてみました。
今回は同じことをPowerAutomateを使用して、Sharepointリスト登録までを自動化してみようという試みです。
つまりアプリで読み込んで、目視して確認して登録、という工程を
先に全部自動で登録して、あとでアプリから目視して修正、確定という流れです
こうすることにより、ドキュメントライブラリにファイルを放り込むだけで、登録が暫定ですが自動的に登録されるということになります。
肝心のフローにいきます
今回はAI-Builderをふんだんに使っていきます
まずはドキュメントライブラリにファイルを用意します
用意したファイルは前回と同じ楽天カード明細のPDFファイルです
こんな感じですね
フロー作っていきましょうか
まずはこんな感じで手動トリガーでファイルの取得(プロパティのみ)を行います
次に処理の中身です
順に見ていきます
ファイルコンテンツの取得では、指定したドキュメントライブラリを指定します
ファイル識別子は識別子にしてあげます
次にAI-Builderの画像やドキュメントのテキストを認識するでテキストを抽出します
ここではファイルコンテンツの取得の本文を選択します
ここでテキストデータが取得できますので、次に作成アクションで
@{outputs('画像や_PDF_ドキュメントのテキストを認識する')?['body']?['responsev2']?['predictionOutput']?['fullText']}
次にまたAI-BuilderでGPTプロンプトを使用してテキストを作成するを行います
プロンプトはカスタムプロンプトで前回の記事を参考にしてください
さあ値が取得できたらSharepointリストに登録です
じゃあ実行してみましょうか
まずフロー全体はこんな感じです
では実行です
無事完了したようですね
ではリストを見てみましょう
いやーできましたね
このフローの意味するところ
世の中にはいまだに手書きやFAXだらけの職場があります
そんな職場でもこのようにAIを使えば入力いらずの職場にすることができます
私の職場はまだまだ手書き手入力がたくさんありますが、こんなツールを使えば業務が大幅に効率化していくことを伝えていきたいと思います
ファイルをどこかに保存するだけで登録、夢のような時代ですね